トータス松本が所属する音楽プロダクション・タイスケは29日、「週刊文春」の記事について文書を発表。トータス松本が代表取締役を務めていた企業の辞任を伝えた。
【画像】「事実を全く認識しておりませんでした」事務所の発表(全文)
発表の文書は、タイスケの代表取締役・森本泰輔氏の名前で報告。「トータス松本に関するご報告」と題し、5月30日発売の『週刊文春』およびきょう29日に配信された『週刊文春電子版』の記事について「株式会社文藝春秋週刊文春編集部より質問状を受領するまで、トータス松本は事実を全く認識しておりませんでしたが、自らの社会的責任を痛感し、質問に直接回答するべくインタビューに応じ、自ら知るところを包み隠さず話したという経緯でございます」と説明した。
報じられたのは「コロナ雇調金1億円を返金」と題した内容で、トータス松本が代表取締役を務めていたアパレル会社「株式会社アサクラ」の“不正”について。アサクラはトータス松本の義父が創業した企業で、トータス松本は家族の縁で役員職に就いていた。
記事では、アサクラがコロナ禍に不正に国に助成金を申請していたとし、アサクラの社長は記事内で報じられた内容について説明している。
この件について、トータス松本は「週刊文春」のインタビューを受けており、その内容がきょうの誌面で公開された。
タイスケは「ご心配とご迷惑をおかけしたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪。「本件報道の内容をトータス松本も重く受け止め、責任を痛感しており、信頼回復に努めてまいります」とし、「尚、トータス松本は、名目的なものではあるものの、本件報道で問題とされた会社の代表取締役の一人でありましたが、同社と協議の上、辞任しました」と報告した。
(以下、タイスケの発表全文)
トータス松本に関するご報告
平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
5月30日発売の「週刊文春」および5月29日に配信された「週刊文春電子版」の弊社所属トータス松本に関する記事内容(以下、両記事を併せて「本件報道」といいます)につきまして、日頃から応援してくださっているファンの皆様、そして、ご支援くださっている関係者の皆様にご迷惑とご心配をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます。
本件報道に際して、株式会社文藝春秋週刊文春編集部より質問状を受領するまで、トータス松本は事実を全く認識しておりませんでしたが、自らの社会的責任を痛感し、質問に直接回答するべくインタビューに応じ、自ら知るところを包み隠さず話したという経緯でございます。
ご心配とご迷惑をおかけしたこと、深くお詫び申し上げます。
本件報道の内容をトータス松本も重く受け止め、責任を痛感しており、信頼回復に努めてまいります。
尚、トータス松本は、名目的なものではあるものの、本件報道で問題とされた会社の代表取締役の一人でありましたが、同社と協議の上、辞任しました。
株式会社タイスケ 代表取締役 森本泰輔