NTTドコモの山田隆持社長は27日、都内で記者会見し、携帯電話サービスで通信障害が相次いだことを謝罪した。その上で、2014年度末までの通信環境改善のための設備投資額を500億円上積みし、総額1640億円とする方針を発表。データ通信に使うパケット交換機の増設などにより、スマートフォン(多機能携帯電話)5000万台分の通信にも耐えられるシステムを構築する。
ドコモはスマートフォンを今年度は850万台販売し、15年度末には契約数を4000万台に伸ばす計画。山田社長は、これを変更しない姿勢を示した。
一方、トラブルの責任を明確にするため、山田社長は報酬の20%、辻村清行副社長ら取締役・執行役員5人は10%を、それぞれ3カ月間返上する。