NTTドコモは18日、高速携帯電話サービス「Xi(クロッシィ)」の契約者向けに、11月から月額1480円でドコモ回線同士の通話が24時間し放題となる定額制料金を導入すると発表した。米アップルの「iPhone(アイフォーン)」を販売するKDDIやソフトバンクモバイルとの競争が激化しており、新料金の設定で対抗する。
NTTドコモが発表したスマートフォンの新製品(18日、東京都中央区)
画像の拡大
NTTドコモが発表したスマートフォンの新製品(18日、東京都中央区)
新料金は「Xiトーク24」。Xi対応の携帯電話の利用者が対象。ドコモはこれまで音声通話について基本料金が月980円などの従量課金制を採用しており、音声の完全定額制の導入は同社で初めて。同業ではソフトバンクが自社回線同士の音声定額料金を導入しているが、深夜は対象外となっている。
また、ドコモは年末商戦向けにXiに対応した4機種を含むスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)14機種を発売する。Xi対応スマホは通信速度が毎秒最大37.5メガ(メガは100万)ビットと、現行の第3世代携帯電話の約5倍となる。
Xi対応スマホのデータ通信料金は一定のデータ量までは月5985円とし、2012年4月末までは月4410円で利用できる。