ドコモと大日本印刷が電子書籍事業会社設立

NTTドコモと大日本印刷は7日、電子書籍の配信などについて、共同事業会社を設立することで合意したと発表した。来年1月上旬に配信サイトを立ち上げ、ドコモのスマートフォン(多機能情報端末)やタブレット型端末向けの販売を開始する。
 新会社の名称は「トゥ・ディファクト(2Dfacto)」で、今月21日に設立する。資本金(資本準備金含む)は9億8000万円で、出資比率は大日本印刷60%、ドコモが40%となっている。
 大日本が先月末に開始した電子書籍配信サイトの運営を来年1月に新会社に移行し、ドコモ端末に向けた配信を開始する。対応端末は韓国サムスン電子製の「ギャラクシーS」、「ギャラクシータブ」や富士通の「レグザフォン」など7端末となる予定。書籍数は当初3万点程度でスタートし、来春までに10万点に増やす考えだ。
 このほか、大日本傘下の丸善やジュンク堂など、紙の書店と電子書店でポイントを共有するなどの連携サービスも展開する考えだ。

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