NTTドコモは8日、次世代高速データ通信規格「LTE」のサービス概要を発表した。サービスの名称は「Xi」(クロッシィ)で、12月24日からサービスを開始する。データ通信の月額料金は2段階で、2年間の継続利用を前提に月間の通信データ量が5ギガバイト以下は1千~6510円、5ギガバイトを超える場合は2ギガバイトごとに2625円を加算する。通信料金は現行サービスより高いが、上昇幅は1割程度に抑え、普及を進める考えだ。
データ通信料金についてはサービス開始から2012年4月末までは月額利用料金を割り引くキャンペーンを実施する。期間中は上限額が4935円で、通信データ量が5ギガバイト超でも料金は加算されない。
Xiはサービス開始当初、受信時で毎秒75メガビットというFOMA通信速度の約10倍の高速通信によるデータ通信サービスを提供する。2011年度中には音声通信サービスも提供するとしている。対応エリアは東名阪地域から開始、順次、県庁所在地級の都市にも広げていく計画だ。