ドラムで復興支援 9月7、8日 楽器メーカー仙台でイベント

東日本大震災からの復興を音楽で応援しようと、ドラムメーカーのパール楽器製造(千葉県)が9月7、8の両日、仙台市青葉区のエル・パーク仙台でチャリティーイベント「パール・フェス2013in東北」を開く。プロ奏者が講師を務める初心者向けの楽器入門講座や有料セミナーなどを通じて、演奏を楽しむきっかけづくりをサポートする。
 同社製のドラムセットやパーカッション、輸入アンプが展示され、試奏することもできる。講座の講師は元プリンセス・プリンセスのドラマー富田京子さんやギタリストの武良匠さんら。展示品のドラムを使い、簡単な曲で来場者同士が即興演奏するジャムセッションも予定している。
 同社は、震災直後に1枚500円のチャリティーステッカーを製作。全国の楽器店で販売し、売り上げを日本赤十字社の震災義援金窓口に寄付してきた。
 会場でもステッカーを販売するほか、被災地支援の募金を行う。集まったお金は、坂本龍一さんらが発起人の「子どもの音楽再生基金」と日赤に寄付する。
 開始は7日が午前11時半、8日が午前11時。入場無料。
 イベントの一環として、青葉区のライブハウス「パークスクエア」では両日、プロのドラム奏者による有料セミナーを開く。チケットは3500円。
 イベント開催日は、市内で「定禅寺ストリートジャズフェスティバルin仙台」が開かれている。同社は「楽器メーカーとして、音楽を通じて東北に夢や希望を届けたい。演奏に興味を持ったら足を運んでほしい」と話す。
 連絡先はパール楽器製造047(484)9111。

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