ドンキ、8%値引きセール=消費者の購買意欲を喚起

ディスカウントストア大手のドン・キホーテは12日、今月14日から30日の営業終了までの間、会計金額から消費税に相当する8%を一律で値引きするセールを実施すると発表した。軽減税率導入などもあって、10月1日の消費税増税を前にした小売業界での駆け込み需要は盛り上がりを欠いており、セールで消費者の購買意欲を引き出したい考えだ。
 値引き対象は食品、酒類を除く日用品、衣料、家電製品など。現金、キャッシュレスなど決済手段を問わず、全国の系列384店で実施する。同社は店舗ごとに価格を設定しており、全国一律でセールを実施するのは初めてだ。
 今回の消費税増税では、酒類を除く飲食料品には軽減税率が適用され、8%に据え置かれる。キャッシュレス決済のポイント還元制度もあり、駆け込み購入は日用品や家電製品、宝飾品などが中心で、同社幹部は「目立った数字の伸びは見られない」と指摘する。

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