新型コロナウイルスの感染問題で、千葉県は11日、松戸市に住む70歳代男性と60歳代妻の感染を確認したと発表した。夫婦は2月下旬にエジプトのツアー旅行に参加し、ナイル川のクルーズ船に乗船していた。このツアーでは、参加者で高知県の60歳代女性の感染が確認されており、県は夫婦が海外で感染した可能性があるとみて調べている。
県の発表によると、夫婦は2月21~28日にエジプト旅行に出かけ、22~24日にクルーズ船に乗船。帰国後の3月1日に発熱した。夫は9日、発熱と 嘔吐 ( おうと ) の症状で県内医療機関に救急搬送され、10日に感染を確認。妻も10日に陽性とわかった。夫婦は現在も入院中で、夫は発熱の症状、妻はせきと息苦しさを訴えているという。