ぎょろっとした大きな目に、背びれをゆらゆらと動かし、水面近くを漂うように泳ぐ謎の魚。その正体は…サケガシラという深海魚なんです。
日本近海の水深200メートル以下の深海に生息すると考えられていますが、富山湾の沖合50メートル、水深2メートル付近で地元のダイバーが撮影しました。生きて泳ぐ姿が撮影されるのは非常に貴重だというサケガシラ。体長およそ1メートル50センチで人の背丈ほどあります。
撮影したダイバーは――。
槻多恵生さん「ここで潜り始めて15年なんですけど、動画で撮影できたのは今回初めて」「縦に泳いでいるというか浮いていて、背びれだけがびらびらと。それと一緒に光の反射で色が変わるような形でとてもきれい」富山湾で定置網にかかることがありますが、その生態は謎が多いといいます。サケガシラはこの後、沖の方にゆっくり泳いでいったということです。