ニトリホールディングス/仙台市広瀬町・厚生病院の跡地計画/土地・建物を取得/対象敷地面積は約1万3200㎡

家具・インテリア用品大手のニトリなどを展開するニトリホールディングス(札幌市北区新琴似七条1の2の39 白井俊之代表取締役社長)が、仙台市青葉区広瀬町にある一般財団法人・厚生会の「仙台厚生病院」跡地予定地を取得したことが本紙調査で明らかになった。

取得したのは旧国道48号(現・県道仙台村田線)沿いの青葉区広瀬町81の1ほか地内にあり、来春の移転が見込まれている病院施設の土地と建物。登記謄本によると大手リース会社から8月末に同社へ所有権が移転している。同社広報によると「対象敷地面積は約1万3200平方㍍(約4000坪)」と話している。敷地内の建物はSRC造11階建て、延べ約2万平方の病院本館のほか、先端画像医学センター、管理棟などがある。今後の活用計画は、現時点では明らかになっていない。

仙台厚生病院は現在、東北大学雨宮キャンパス跡地の仙台市青葉区堤通雨宮町に移転新築工事を進めている。設計は佐藤総合計画、施工は鹿島・橋本店・阿部和工務店JV。許可病床数は現院と同じ409床を確保し、延床面積は現在の1・6倍となる約4万6290平方㍍となり、近く完成を迎える見通し。

なおニトリは、グループとして宮城県内12店舗(うち仙台市内7店舗。同社HPによる)を展開しているほか、仙台市宮城野区蒲生に大型物流倉庫「ニトリ仙台DC」(仮称)を施工中。延べ約6万3000平方㍍規模の倉庫棟と自動倉庫棟を建設する計画で、施工は東亜建設工業・中越興業JVが担当している。

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