ニャンダフル!浮世絵ねこの世界展 28日から

愛らしい猫が大好きな人には見逃せない展覧会「ニャンダフル! 浮世絵ねこの世界展」が仙台市宮城野区榴岡のTFUギャラリー Mini Moriで28日から開かれる。飼い猫のしぐさや表情を見事に捉えた、江戸時代から明治時代にかけての浮世絵約200点を展示する。
日本には仏教伝来とともに、仏典をネズミから守るため、中国からもたらされた。平安期には天皇や貴族が猫を飼い、その様子は『源氏物語』などに描かれている。猫好きだったらしい清少納言は『枕草子』で「いとをかし」「なまめかし」(かわいい、優美だ)と褒めあげている。江戸時代に入って、庶民も飼うようになり、幕末から明治にかけては、数多くの浮世絵に描かれるようになった。
展覧会では、猫をたくさん描いた歌川国芳をはじめ、広重、国貞、豊国、暁斎など、江戸・明治期に活躍した浮世絵師らの作品を展示する。
「猫は神さまからの贈り物」。昔からどれほど日本では猫が愛されてきたかが分かる展示内容でもある。

■ガイド■

【会期】前期28日~5月15日、後期5月17日~6月4日。前、後期で作品の入れ替えあり。火曜休館(5月2日は開館)
【会場】TFUギャラリー Mini Mori(仙台市宮城野区榴岡2-5-26)
【入場料】一般1000円(前売り・団体=20人以上800円)、高校・大学生700円(同500円)、中学生以下は無料
【関連イベント】「ペット猫のお悩み相談室」。5月7、21の両日午後2時。講師は、みやぎキャットクリニックの岡田季之院長。参加は無料。
【問い合わせ】河北新報社企画事業部022(211)1332
【主催】河北新報社、東北放送、東北福祉大学、仙台市市民文化事業団

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