ネットフリックス、広告付き低価格プラン導入へ…マイクロソフトと提携

【ニューヨーク=小林泰裕】米動画配信大手ネットフリックスは13日、広告付きの低価格プランの導入に向け、IT大手マイクロソフトと提携すると発表した。

 ネットフリックスは広告がない動画サービスを特徴としてきたが、有料会員数の停滞を受けて方針転換を図る。

 発表で、ネットフリックスは「新たな広告付きプランの展開に向け、(マイクロソフトには)我々のあらゆるニーズをサポートする能力がある」と提携理由を説明した。米メディアによると、広告付きの新プランは年内に導入される見通しだ。契約期間や金額は明らかにされていない。

 マイクロソフトも13日、「ネットフリックスがより多くの選択肢を顧客に提供できるよう支援する」との声明を発表した。

 ネットフリックスの世界有料会員数は約2億2000万人(3月末時点)で、1~3月期に20万人減少した。米メディアによると、2011年以来、約10年ぶりのマイナスだった。打開策として、広告付きの低価格プラン導入の検討を表明していた。

タイトルとURLをコピーしました