「ポケットモンスター ソード・シールド」や「DEATH STRANDING」などゲームのビッグタイトルが発売された2019年秋ですが、そんな中でも異彩を放ち、注目を集めているのがNintendo Switch向けソフト「リングフィットアドベンチャー」。専用の「リングコン」というエクササイズ用コントローラーと太ももにジョイコンを装着する「レッグバンド」を用い、テレビの前で運動しながらストーリーを進めていくゲームです。テレビCMなどでは軽快に運動しているように見えますが、いざやってみると意外に運動の負荷が高く、かつゲームも面白いとネット上では話題になっています。
そんなリングフィットアドベンチャーを、ゲーム好きで運動不足のサダタロー氏にやらせてみるとどうなるのか? 今回はそんなレビュー漫画をお送りします。
リングフィットアドベンチャーの売れ行きは任天堂にとっても予想外のようで、11月末には同社から品薄に関するおわびも発表されていました。サダタロー氏も、量販店をいくつか回らないと在庫を見つけられませんでした。
何とか購入し、運動を始めたサダタロー氏。見た目に反してキツい運動に、筋肉と脂肪がプルプル。しかしレベルアップや新スキル取得といった「ゲームを続けたくなる要素」がゲーム内に散りばめられており、適度に休憩も挟んでくれるため、運動不足のサダタロー氏でも1週間続けることができました。
編集担当も自宅でリングフィットアドベンチャーをプレイしていますが、筋肉痛や疲れなどで「運動したくない気持ち」が大きくなってきたころに新スキルが取得できたりして、うまくモチベーションを維持できる仕組みになっていると感じています。
また、ゲームのUIやグラフィックスについてはSwitch向けソフト「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」(BoTW)と似ていると感じる点も。フォントがとても似ていますし、グラフィックスのテイストも何となくBoTWをほうふつとさせます。
特に任天堂は明言していませんが、おそらくはBoTWの開発陣の一部がリングフィットアドベンチャーにも関わっているのではないでしょうか。プレイヤーの一部からは、「リングコンでBoTWの世界を走ったり遊んだりできたら楽しそう」なんて声も聞こえてきています。
「ゲームで運動」というコンセプトのゲームは「Wii Fit」などこれまでもありましたが、リングフィットアドベンチャーは「運動のゲーミフィケーション」という観点でも、ゲームとしての出来でも、かなり高い水準にあるといえそうです。