ハリケーン被災者支援へ販売会=震災後の恩返し―NYの邦人

【ニューヨーク時事】米東部を10月に襲った巨大ハリケーン「サンディ」の被災者を支援するための資金を集めようと、ニューヨークに住む日本人らが企画した衣料のチャリティー販売会が27日、同地で行われた。主催した非営利団体「ファッション・ガールズ・フォー・ヒューマニティ」代表の花沢菊香さんは「東日本大震災後の復興を支援してくれたニューヨークの人々に恩返ししたい」と思いを語った。
 ニューヨークで婦人服メーカーを経営する花沢さんは、震災後の復興に協力しようと、2011年3月と12年4月、知り合いのデザイナーらから寄付された商品の販売会を開催し、合わせて40万ドル(約3280万円)を集めた。この一部を使った集会所が11月、岩手県陸前高田市に完成した。
 今回の販売会では、約120人のデザイナーから4000点もの衣料やアクセサリーが寄付された。「被災者となったデザイナーからも、何かしたいと提供があった」(花沢さん)という。12月半ばにはロサンゼルスで同様の販売会を行う予定だ。 

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