ハンバーグで街おこし かすみがうら「湖山の宝」プロジェクト

 ご当地グルメやB級グルメによる街おこしが全国に広がる中、かすみがうら市が取り組んでいる「おもてなしハンバーグ料理」が好評だ。ラーメン店やすし店なども加わり、独自のメニューを開発。観光客やゴルフ客などの人気を集めている。(篠崎理)
 「おもてなしハンバーグ料理」は、同市特産品のブランド化などを進める「湖山(こざん)の宝」プロジェクトの一つ。観光振興の一環で、平成19年度に実施した「かすみがうら食発見コンテスト」で特産のレンコンを使ったハンバーグが最優秀賞に輝いたことから、ハンバーグによる街おこしを計画した。
 材料の一部にレンコンやクワイ、タマネギなど地元産野菜を使用することを条件に、市内の飲食店に呼びかけたところ16店が参加。レストランや食堂はもちろん、ハンバーグとは関係なさそうなラーメン店やすし店もあり、アイデアあふれるハンバーグ料理が並ぶことになった。
 なかには「ナマズハンバーグ」や「栗おこわハンバーグ」「びっくりはすバーグ皿チャンポン」など、一風変わったメニューも。
 参加店店頭には目印ののぼり旗が飾られ、ホームページ(http://www.kozannotakara.com/)ではお得なクーポンを提供。さらに、市外在住者を対象に交付している「湖山の宝」巡りパスポートを提示すると観光施設などで割引を受けられる特典もある。
 市商工観光課は「果樹園や霞ケ浦などを観光して、おなかがすいたら、各店自慢のハンバーグ料理を味わってほしい」とアピールしている。問い合わせは、市観光商工課(電)029・897・1111。

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