バナナを食べてマスクいらず!? 花粉症とバナナの意外な関係

少々気が早いですが、“春”と聞いて何を思い浮かべますか? 満開の桜、恋の季節? それとも、バッサバッサと飛び交う花粉でしょうか……。そう、花粉の季節がやってきます。
 止まらない鼻水とくしゃみ、こすってはダメと知りながらこすってしまう真っ赤な目……考えただけでも憂うつな花粉症のみなさんに朗報です!
 なんと、毎日食べるだけでツラい症状を和らげてくれる、奇跡の果物が存在するらしいんです。
 その果物とは、南国が育んだ黄色い天使「バナナ」!
“奇跡の果物”なんて言いましたが、とっても身近な食べ物です。
 なんでも、筑波大学医学医療系谷中昭典教授(当時、東京理科大学薬学部)が行った実験によって、バナナの定期摂取と花粉症の関係が明らかになったそう。
◆一日2本で自覚症状が改善
 スギ花粉症のマウスに毎日10gのバナナを食べさせ、3週間後に血液検査によって症状の変化を調査。
 結果、普通のエサを食べていたマウスに比べて、バナナを食べ続けたマウスの体内には免疫力を担う白血球が増加。さらに、くしゃみや目のかゆみなどを引き起こす物質(好酸球)の数が抑制されることが判明しました。
 いやいや、マウスで実証されても! と、お思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。その後、同様の実験がヒトに対しても行われました。
⇒【調査結果の詳細】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=170609
 薬を飲む必要のない軽度のスギ花粉症患者52人を対象に実施。最も花粉が飛ぶ1月~3月のうち8週間、毎日バナナを2本食べるグループと、全くバナナを食べないグループとに分けて、それぞれのアレルギー症状の変化を調査。
 バナナを毎日食べ続けたグループの中には「くしゃみや目のかゆみなどの自覚症状が改善された」と感じた被験者が多くいたそうです。
 毎日、朝と夕にバナナを食べるだけで、花粉症がラクになるなんてうれしすぎる……! この年末から1日2本のバナナライフをはじめれば、来年の春にはマスクいらずかも!?
 そのほかにも、代謝を助けるビタミンB群、ガンや動脈硬化の原因となる活性酸素を取り除くポリフェノールを多く含み、免疫力アップをサポートするとも言われている「バナナ」。もう食べないわけにはいかないですね♪
●参考⇒バナナ大学(http://www.banana.co.jp/index.html)
<TEXT/谷口京子(清談社) PHOTO/Aleksandr Stennikov>

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