●州知事が激怒!
インドネシア・バリ島である映画が話題になってる。シンガポールのアミット・ビルマニ監督が製作した「カウボーイズ・イン・パラダイス」がそれで、女性観光客と現地の“ビーチジゴロ”の生態を描いたドキュメンタリー。アミット監督は日本人女性に性的サービスをするために日本語を学ぶ少年と出会ってこの企画を思いついたという。
要するに日本の女どもがバリ島で“男買い”に狂奔しているわけだが、バリ州のパスティカ知事は「(映画は)正式な撮影許可を得ておらず、法律違反」と激怒。警察は売春行為をしたとされる男性28人を別件で検挙した。
実際、バリ島で男を買う日本人女性は少なくない。現地の警察はジゴロは日本人女性との肉体関係で稼いでいると指摘している。その実態はどんなものか。風俗ジャーナリストの村上行夫氏が言う。
「バブル期に株で儲けたOLがバリでマッサージを受けたのが発端です。男性に胸や尻などを刺激されて気持ちよくなり、ホテルに呼ぶようになった。それがいつしかジゴロとなり、現在200のグループがある。彼らは子供のころから女性を喜ばせる訓練をしている。コップの底を舌でなめる訓練を積めば、舌が長くなり膣内に挿入してグラインドできるようになる。男性器より気持ちいいそうです。セックス代は5000円が相場ですが、安いグループは2000円。“24時間コース”だと1万円です」
OLの間では10年ほど前がブームのピークだったが、その後、風俗嬢の間でもバリ人気が高まった。
「風俗嬢は4、5年前から増えています。ヘルス嬢のような本番をしない店の子がストレス解消のために男を買う。彼女たちは“私はOLよりお金持ち”とプライドが高く、2倍の料金を払うため、ジゴロは必死でサービスする。風俗嬢はマグロ状態で女王気分を味わっています」(村上行夫氏)
現地を訪れる女は大抵は2人組で、「私は10回イッた」などと自慢し合うという。日本の恥をまき散らしているようなものか。
(日刊ゲンダイ2010年5月10日掲載)