バルミューダ初のスマホ、26日発売

家電メーカーのバルミューダが26日から販売を始める同社初のスマートフォン「BALMUDA Phone」がネットで話題だ。16日、同社が会見を開き、詳細を発表。多くのメディアがこのニュースを報じた。5月の開発発表時から注目されてきた製品だけに、ツイッターには賛否さまざまな反響が寄せられている。

同製品は、IT機器や関連サービスを扱う同社の新ブランド「BALMUDA Technologies」の製品第1弾で、持ちやすいサイズや形状を考えたこだわりのデザインや、同社独自の基本アプリによる新たなスマホ体験、ユーザーが個性を表現できるホーム画面を特徴とする。

5G、おサイフケータイ、非接触充電に対応、OSは最新のAndroid11で、CPUはSnapdragon765を採用、ストレージは128ギガバイトと、スペックはミドルクラス。ディスプレイは対角4.9インチのフルHD液晶、サイズは幅69ミリ、高さ123ミリ、厚さ13.7ミリで重さが約138グラムと最近のスマホとしては小型軽量な部類となっている。カラーはブラックとホワイトの2色展開、同社直販サイトで販売するSIMフリーモデルの価格は10万4800円。ソフトバンクでも販売する。いずれも販売予約の受け付けを17日から開始する。

5月に京セラとの協業による開発が発表されて以降、ガジェット好きや同社製品のファンの間で注目を集めていただけに、発表を受け、ツイッターには早速多くの反響が寄せられている。

「丸っこい感じで可愛くて私は好き!」「コンパクトサイズに仕上げたところが嬉しい。デザインの主張もバルミューダならでは」「手のひらサイズのスマホが欲しいので興味ある」など、薄型・大画面というスマホのデザイントレンドに異を唱える小型で丸みを帯びた筐体デザインについては、好意的な受け止めが目立つ。

その一方で、「バッテリー2500(ミリアンペアアワー)とかいつの時代の泥機(Android機)だよ」「このスペックじゃすぐ陳腐化しちゃう」「スペックだけ見ると3万円くらいで作れそう」など、競合他社の同価格帯の製品と比較して、スペックやコストパフォーマンスで見劣りするとの反響が少なくない。

デザイン製の高い家電製品で人気を集める同社だが、「インパクトを期待していたけど、結構普通だった」「結構期待してたけどガッカリ」と、熱烈な“信者”からも厳しい声があがっている。

ただ、こうしたネガティブな反響に対して、「みんなダサいって言うけど 見た目より使いやすさが大切だよね」「既存のスマホとは違う価値を追求してるってことですね」「逆にそそられる」「コンセプトは悪くない。重いの嫌だし」などと擁護する書き込みも散見される。

ハードウェアだけでなく、「専用アプリはちょっと使ってみたい」「ソフトウェア部分の作り込みがどうなるのか気になる」など、ソフトウェアに関心を寄せるユーザーも見られたほか、「バルミューダらしさがスマホで表現出来るのかは興味深い」「戦略が気になる。答え合わせは数か月後、そして数年後」など、同製品がスマホのトレンドに与える影響を長い目で注視したいとのコメントもあった。

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