パチンコダイエー破たん 東北など43店、負債600億

パチンコ業界大手のダイエー(福島県会津若松市)は27日、民事再生法手続きの開始を東京地裁に申し立てた。帝国データバンク仙台支店によると、負債額は約600億円になるとみられる。東北の企業倒産としては、2003年の不動産業関兵精麦(仙台市)の674億円に次ぐ過去4番目の規模で、パチンコ業界では東北で最大。

 同社は1965年の創業。福島を中心に宮城、山形、栃木などでパチンコ店41店、カラオケ店2店を経営。宮城県内には仙台市泉区と名取市にパチンコ店がある。

 06年3月期には、業界で全国6位の2221億7700万円の売り上げを計上した。
 しかし、首都圏への積極進出が裏目に出て、過剰投資で借入金が増加した上、既存店の売り上げも振るわず、資金繰りが悪化した。

 同社によると、営業は今後も継続するという。パートも含めた約1500人の従業員には、「これから説明する」という。
 東北の企業倒産で負債額が最も大きかったのは、1999年の不動産業エフ・アール・イー(白河市)の1632億円。

最終更新:4月27日14時42分
河北新報

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