パチンコ売上高、被災3県増 復興関係者流入要因 12年度

帝国データバンク仙台支店は、東北6県のパチンコ業売上高上位50社について2012年度の業績動向をまとめた。全国的に業界が伸び悩む中、売上高合計は前年度比6.4%増の1兆1047億円となった。東日本大震災の被災3県で伸びが目立った。
 仙台支店は「復興関係者の流入などが要因になった」と分析している。
 売上高の伸び率を県別に見ると、トップは宮城の25.4%増(売上高合計1937億円)で、岩手8.0%増(1302億円)、福島4.5%増(5359億円)と続いた。被災3県以外はいずれも減収だった。
 11年度に震災に伴う特別損失を各社計上したこともあり、純利益の合計は54.8%増の178億円に膨らんだ。
 調査は13年3月期決算などを基にまとめた。

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