大阪市の橋下徹市長(大阪維新の会代表)は17日、「今のパチンコの景品交換システムは極めてグレー。(国会で審議中の)統合型リゾート(IR)法案でカジノをルール化するならパチンコもルール化して、もっと課税すべきだ」と述べた。自民党内でパチンコ税創設が議論されていることに関する認識を記者団に問われ、答えた。
カジノ、IR、課税…各方面、うごめく思惑
パチンコ店では、風営法が賞品としての現金提供などを禁じていることから、利用者は一度景品を受け取り、交換所に販売して現金を受け取っている。政府・自民党内では、財源確保の点から、換金時に徴税するパチンコ税の創設が浮上している。
橋下市長は「パチンコはもっと課税すべきだ。(地方自治体に課税の)枠をもらえるなら課税する」と持論を述べた上で、現在の景品交換方式を「世界から見たら笑われる。国際標準ルールを作ると言っておきながら、今のシステムは極めてグレー」と批判した。