パナがテレビの仕様見直し 民放はCM拒否解除へ

テレビの電源を入れると、放送番組とインターネットのサイトが同画面に表示されるのは技術ルール違反だとして、パナソニックの新型テレビのCM放映を民放各局が拒否していた問題で、パナソニックは12日までに、来年以降発売する機種では仕様を見直す方針を局側に伝えた。局側は近くCM放映を始める見通し。
 関係者によると、パナソニックは、テレビをつけた際に番組とサイトを同時に表示させるには、ユーザーに明確に承諾を求めるよう仕様を改める。局側も基本的に了承した。
 問題のテレビは4月発売の「スマートビエラ」シリーズ。スイッチを入れると、放送中の番組の下と右にネットの動画サイトなどが並び、リモコンで簡単にアクセスできるよう設定可能だ。局側は「スマートビエラでは、ネット情報も放送局が提供したものだと視聴者に誤解される恐れがある」と反発。大広告主のCMを拒否する異例の事態になっていた。

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