パナソニックは10月2日、2019年3月末に蛍光灯照明器具の生産を終了すると発表した。1952年のプル式蛍光灯照明器具発売から67年の歴史に幕を下ろす。今後はLED照明器具の普及を加速させていく。
パナソニックは10年から照明器具のLED化を推進。個人住宅の蛍光灯からLEDへの切り替えは進み、住宅市場向けの蛍光灯照明器具の生産は16年3月末に終了している。
非住宅市場に向けた蛍光灯の生産は続行していたが、18年4月末に黒板灯など用途別照明器具の一部、階段通路誘導灯などの非常用照明器具の一部といった約70品番の生産を終了する。さらに19年3月末に約120品番を終了させるのに伴い、全ての分野で蛍光灯照明器具の生産を終える。
メンテナンス用の蛍光ランプの製造は継続。また、照明器具の補修用部品は生産終了後最低6年間は保有するという。