パナマと税逃れで協定締結へ 財務省

財務省は23日、パナマと税務情報を交換する協定を締結することで合意したと発表した。パナマが2国間でこうした租税協定を結ぶのは日本が初めて。国税庁はパナマにある日本人の銀行口座情報を定期的に把握できるようになり、課税逃れを封じ込めやすくなる。

両国の税務情報を交換視合う協定は4月に安倍晋三首相とパナマのバレラ大統領が交渉を始めることで合意。今月20日に第1回交渉を行った。法制局の条文審査を経た上で署名する。

一方、2国間の協定のほかに、約100カ国・地域が参加して、税務当局同士が口座情報を自動的に交換する国際的な枠組みについても17年に運用が始ま る。2014年に枠組みが策定された当初はパナマは参加を表明していなかったが、「パナマ文書」による国際世論の反発を受け、パナマを含む一部の租税回避 地も参加する意向だ。

タイトルとURLをコピーしました