パルコ新館16年春開業 仙台駅西口、東西線効果見込む

ファッションビルを展開するパルコ(東京)は19日、仙台市青葉区のJR仙台駅西口に新館を建設すると発表した。2016年春の開業を予定し、シネマコンプレックス(複合型映画館)の併設も検討する。市内では08年8月オープンの「仙台パルコ」に続く2店舗目となる。
 建設場所はファッションビル「イービーンズ」隣の駐車場約3600平方メートル。所有する日本通運と同日、長期賃借の予約契約を結んだ。
 新館の延べ床面積は「仙台パルコ」と同規模の約2万5000平方メートルを予定する。今後、仙台市などと協議して施設の詳細を決める。地代を除く建設費は75億円を見込む。着工時期は未定。
 パルコは現在、札幌や福岡、広島といった地方都市で増床や別ブランド「ゼロゲート」の出店などを進める。仙台の売り上げが堅調に推移しており、15年開業の市地下鉄東西線による集客効果も見込めると判断した。
 パルコ広報・IR室は「仙台駅前の回遊性が高まる施設を目指す。入居テナントはさまざまな可能性を検討している」と話している。

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