ヒーローが被災地支援 宮城・松島で「国際サミット」開幕

東日本大震災からの復興をアニメや特撮などのヒーローが後押しする「宮城国際ヒーローサミット」が19日、宮城県松島町で開幕した。仙台市も会場に21日まで、東北からのキャラクター文化発信と被災地応援を目的に、ご当地ヒーローのショーやライブなど多彩な催しが行われる。
 19日は松島町中央公民館で「ウルトラシリーズ45周年記念ワークショップ」が開かれ、TV番組のウルトラマンでハヤタ隊員を演じた黒部進さん、フジ隊員役の桜井浩子さん、ウルトラセブンのモロボシ・ダン役の森次晃嗣さんが参加。制作当時の秘話を披露した。
 制作者の功績をたたえる表彰式もあり、ウルトラマンを手掛けた円谷プロ、アニメ「ヤッターマン」などを生み出したタツノコプロ、石巻市の石ノ森萬画館、登米市の石ノ森章太郎ふるさと記念館などが特別賞を受けた。
 ウルトラシリーズの演出、脚本を手掛けた飯島敏宏監督は「ヒーローは勇気を呼び起こす。ヒーローの存在を復興に結び付けたい」と話した。
 サミットの主催は仙台市などのクリエーターらによる実行委。アニメ、特撮技術などの産業・文化を被災地からアピールし、地元にコンテンツビジネスを定着させて復興につなげようと企画した。今後、タツノコプロ・ワークショップ、アニメソングの水木一郎ライブ(いずれも20日、松島町)、国際ヒーロータウンセミナー(21日、仙台市)などが予定されている。
 詳細はインターネットサイトに掲載。アドレスはwww.miyagihero.jp

タイトルとURLをコピーしました