ヒーローショーのお姉さんがセクハラ告発

東京ドームシティにある特撮ヒーローショーの劇場「シアターGロッソ」で、ショーの“お姉さん”を務めていた中山愛理さんが6月23日、Twitterを更新。セクハラやパワハラを告発し、物議を醸している。

中山さんは23日、「私は第2弾のゴールデンウィークをもちまして、シアターGロッソのお姉さんを卒業しました!こちらは事前にお知らせできなくてごめんなさい。5月から沢山のお声を頂いて、皆さんの温かさが本当に嬉しかったです。怪我も病気もなく元気いっぱいに過ごしてますのでどうぞご心配なく」とツイート。そして突然“お姉さん”を卒業した理由について、ツイートを続けた。

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「どうして卒業したかというと、入った当初からの度重なる嫌がらせ(基本的に挨拶も無視、握手会中に水を掛けて妨害する、など)と、セクハラ (男性器のあだ名をつけて呼ぶ、すれ違い様にお尻を揉む、避けられない空間での卑猥な質問や直接的に胸を触る、など)に黙って1年耐えていたら、」

「それも不愉快だったのかゴールデンウィーク明けに『力不足なのでもう来なくていいです』と言われてそれっきりです。 会社からは、余計なことを言ったらもうお前に仕事を振らないぞ、と強く言われていましたのでこれを発信するということはそういうことです。」

「わたしの力不足に間違いありません。しかしそれ以上に許してはいけないことが沢山ありました。 特に性的な嫌がらせは、気にしていない、怒っていないフリをし続けなければいけませんでした。 お客様のおかげでお仕事は楽しかったけれど、胸を張って子供たちの前に立つには、少し辛かったのも事実です。」

「降りかかる性的な嫌がらせを、気にせず笑って流せるのがよく出来た女だとも言われてきました。でも、平成も終わり令和の時代を生きる子供たちには、前時代的なハラスメントに苦しめられることなく、自らの権利を害されることなく生きて欲しいと思います。そんなヒーローに出会って欲しいと思います。」

「以上のことでわたしは卒業です。 あいつは辞めさせられたから、と言っている人がいることも知っています。あらゆることを笑って流すことができずにいた私は、さぞかしノリの悪い人間に見えたことだと思います。」

「『パワハラ、セクハラはただの冗談だから、そういう業界だから仕方ない』と散々言われてきました。お仕事が楽しかったのであれば、本当は余計なことを発信せずに黙って耐えておくべきなのかもしれません。ですが、どんな業界であれ次の世代のために変わらなければいけないと思っています。」

「お客様の声に本当に支えられてきました。ありがとうございました。楽しいことに水を差してしまって本当にごめんなさい。どうか少しでもいい方向に、子供たちの未来に希望を抱ける正しい社会になりますように。」

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この告発に、Twitterなどネットでは「いかんでしょ」「本当なら酷い話だなぁ」「ヒーローショーの裏側でこんなことが……」「警察や弁護士には相談されましたか?」「どうか中山さんの勇気が報われますように」「相手方の見解が出て来ないと何とも言えないかなぁ」「シアターGロッソ側はどう対応するんだろう」など、さまざまな声が上がり、物議を醸している。

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