【パリ時事】国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部パリ)は7日、韓国南部・済州島で開いた委員会で、イタリアが申請した同国南部ナポリを起源とするピザ職人の技を無形文化遺産に選出したと発表した。ナポリのピザ職人からは「(サッカーの)ワールドカップ(W杯)で優勝したような気分だ」と喜びの声が上がっている。
ピザ発祥の地であるナポリでは、ピザに効果的に空気を混ぜ込むため、生地を宙に投げたり指で回したりして形を整える技術が数世紀にわたって発展してきた。今ではこうした技が世界各国に普及しており、イタリアは「歌と笑いが融合した見せる技」として魅力を訴えていた。