ファイザーやアウディ、ツイッター向け広告を一時停止…マスク氏買収で問題投稿の放置懸念

【ニューヨーク=小林泰裕】米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは3日、米製薬大手ファイザーや独自動車大手アウディなどがツイッター向けの広告を一時停止したと報じた。米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)による買収で、問題のある投稿が放置されることを懸念しているという。

 すでに米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)も広告を一時停止したと報じられている。マスク氏は投稿内容の監視方針を見直すとみられており、企業が広告をいったん取りやめる動きが広がる可能性がある。

 一方、米紙ワシントン・ポストなどは3日、マスク氏が週内にツイッター社の人員削減に着手すると報じた。約7500人の従業員のうち半分が職を失う可能性があるという。マスク氏は10月の買収完了後にツイッター社の旧経営陣を一斉に解任している。

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