ファミマ、コンビニコーヒー初のカップ&ふた一体型の“完全紙カップ”導入 SNSでは賛否「分別が楽で使いやすそう」「味に影響出ないか心配」

ファミリーマートは、FAMIMA CAFEのホットコーヒー『ブランドS』において、カップ・蓋一体型の“完全紙カップ”導入に向けた実証実験を開始する。7日より1ヵ月間、ファミリーマート本社ビルの社員専用店舗にて、同社員を対象に実施する。 【画像】飲みやすさは大丈夫? カップとふたが一体となった「完全紙カップ」  同施策は、持続可能な社会の実現に貢献するために策定された中長期目標『ファミマecoビジョン2050』の一環で、カップ・蓋一体型の同“完全紙カップ”に変更した場合、プラスチック削減効果は年間約250トン(2021年度比)を見込んでいる。  実証実験に先駆け、同社は1月31日に公式SNSにて、今回の取り組みについて意見を募集。ユーザーからは、「使ってみたい」「環境への配慮はありがたい」「分別が楽で使いやすそう」などと好意的な意見が上がった一方で、「紙の味がコーヒーに影響が出ないか心配」「通常のカップも選択できるようにしてほしい」「蓋がなくても飲めると嬉しい」などの意見も寄せられた。同社は、これらの意見をもとに社員専用の店舗で実証実験を実施し、プラスチック削減に向けた検証を行う。  FAMIMA CAFEのコーヒーを共同開発している世界的バリスタ・粕谷哲氏は、「コーヒーは世界中で愛され、多くの方が習慣的に飲まれているからこそ、持続可能性を重視しなくてはならないと考えます。だからこそ、ファミリーマートのような大量にコーヒーを販売するコンビニがSDGsに貢献する完全紙カップに取り組むことを嬉しく思います」とコメント。また、通常のカップでも蓋無しで飲むことで、プラスチック削減だけでなく、挽き立て淹れ立てのコーヒーの香りを楽しめ、より美味しさを感じることができると呼びかけている。

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