フカヒレと牛タン 宮城の味を駅弁に

弁当製造・販売のこばやし(仙台市)は駅弁誕生130周年を記念し、宮城の味を詰め込んだ「気仙沼産ふかひれと仙台名物牛たん弁当」(1350円)を発売した。東日本大震災の被災企業を応援するため、気仙沼で水揚げ・加工されたフカヒレを厳選した。
中華風に仕上げたフカヒレ煮と牛タン焼きをメーンに笹かまぼこや長なす漬け、仙台みそのあめなども入れた。牛タンは冷めても柔らかい根元の希少部位を、コメは農薬や化学肥料に頼らない環境保全米の県産ひとめぼれを使った。
横嶋孝雄営業部長(37)は「いい素材を使いつつ値段を抑えるよう努力した。宮城の名物を一度に味わってもらえる自信作」と話した。
駅弁は1885年、現在のJR東北線が宇都宮まで延長された際、宇都宮駅前の旅館が弁当を売り出したのが始まりとされる。
こばやしの新商品はJR仙台駅売店などで購入できる。連絡先は同社022(293)1661。

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