フジテレビが25日、勤続10年以上で50歳以上の社員を対象に希望退職者を募ることを決定した。
親会社のフジ・メディア・ホールディングスが、フジテレビ社長も兼任する金光修社長(66)の名前で「当社連結子会社における『ネクストキャリア支援希望退職制度』に関するお知らせ」と題して公式サイトで発表した。
「当社連結子会社である株式会社フジテレビジョンは、2021年11月25日開催の取締役会において、『ネクストキャリア支援希望退職制度』による希望退職者募集の実施について決議しましたので、お知らせいたします」などと報告している。
希望退職募集の理由については「経営計画における人事政策の一環として、50代社員のセカンドキャリアの支援、及び今後の選択肢の追加として『ネクストキャリア支援希望退職制度』を実施することとしました」としている。
対象者は満50歳以上、かつ勤続10年以上の社員で、募集期間は来年1月5日から2月10日までで、来年3月31日が退職日となる。通常の退職金に加え特別優遇加算金を支給する。また希望者には再就職支援を実施する。今回の希望退職者募集で発生する特別優遇加算金は、来年3月期決算で特別損失として計上する予定という。