フットサルの国内最高峰Fリーグに今季参入するヴォスクオーレ仙台の運営会社が本年度、株式会社として再出発した。
株式会社化は、地域に根差した体制をつくり、経営基盤を確立するのが目的。資本金は当初200万円。社長には、元J1仙台マーケティングディレクターの鈴木英寿氏(38)が就任した。
Fリーグに東北から初めて参戦したステラミーゴいわて花巻(花巻市)は、運営難のため2012年限りで退会した。鈴木社長は「東北から一度消えた火を、仙台で絶やすわけにはいかない。新しいスポーツの風を吹き込むため、全力で取り組む」と話している。
ヴォスクオーレ仙台は1998年に創設。2012年にクオーレ仙台として社団法人化し、リーグ準会員認定を機に名称を変更した。東北1部リーグから昇格し、Fリーグ参入が決まった。元J1仙台の千葉直樹選手らが所属している。
今季リーグは27日に開幕。仙台は同日、東京・代々木体育館で町田と対戦する。
リーグは12チームが3回総当たりで戦う。上位5チームがプレーオフに進み、まず2位と5位、3位と4位で1回戦を行い、それぞれの勝者が準決勝に進出。準決勝の勝者がリーグ1位との決勝に臨む。