フットボールアワーが快挙 統一地方選イメキャラに指名、お笑い初 総務省

 4月に行われる統一地方選で投票を呼びかけるイメージキャラクターを、人気漫才コンビのフットボールアワーが務めることが11日、分かった。総務省によると、お笑い界からのイメキャラの起用は初めて。

 ツッコミの後藤輝基(32)とボケの岩尾望(31)の2人組で、2003年M-1グランプリの覇者。これまでは衆院選や参院選などで女優やサッカー選手ら“さわやか系”が起用されている。吉本興業ブサイク・ランキングで3年連続王座に輝き“殿堂入り”した岩尾が「選挙の顔」となるのだから、かなりの方向転換?
 第16回統一地方選挙啓発事業を展開する総務省と財団法人「明るい選挙推進協会」などによると、選挙離れが著しい若年層に訴えようと、若者に人気がある2人に白羽の矢が立ったという。
 すでに約30秒の啓発CMを制作。選挙にちなんだ漫才の掛け合いを披露して、投票を呼びかけたり期日前投票など仕組みを知ってもらう内容。告示日の22日から映画館やインターネットで流される。総務省選挙部管理課は「2人の力を借りて投票率が上がれば」と期待している。

■“勘違い”岩尾「クリーンなイメージが起用につながった」
 “選挙の顔”となるブサイク王の岩尾は11日、仕事先で番組収録の合間に、今回の抜てきについて「ボクのクリーンなイメージが起用につながったのではないでしょうか。公務員の両親も喜んでいると思います」とナルシシストらしく勘違い(?)して喜んだ。一方、後藤は「皆さんもぜひ投票に行って」ときちんとPRしていた。

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