地域特産の食べ物を味わいながら走るユニークな東北風土マラソン(実行委員会主催)が26日、登米市迫町の長沼フートピア公園を発着点とするコースであった。
フルマラソン、ハーフマラソン合わせて県内外から約2500人が出場した。コース途中に設けられた10カ所の給水所では、登米市の油麩(ふ)丼やキュウ リ、ステーキ、栗原市のイチゴ、気仙沼市のフカヒレスープなど計25品が振る舞われた。ランナーは息を切らしながら食べ物を口に含んではまた走りだしてい た。
ハーフマラソンで完走した愛知県豊田市の会社員吉田博樹さん(35)は南三陸町のメカブ、弘前市のリンゴなどを堪能。「石巻市でのボランティアの帰りに参加した。名産品が食べられるのが楽しい。来年も出場したい」と満足げに話した。
同公園ではこの日、ご当地グルメを提供する48店が出店し味を競う「登米フードフェスティバル」(登米市など主催)もあり、大勢の人でにぎわった。