学生アルバイトが学業に支障をきたすほどのノルマや長時間労働を強いる「ブラックバイト」が横行しているのを受け、厚生労働省は実態調査に乗りだす。まずは大学生らを対象にどんな問題があるかを把握する考え。具体的な調査方法などは今後詰めるという。
14日の参院厚労委員会で社民党の福島瑞穂氏が対策に向けた調査を求め、同省の岡崎淳一・労働基準局長が「しっかりとやっていきたい」と答えた。この問題 を巡り、厚労省は学習塾業界に適正に賃金を支払うよう要請をしたが、岡崎局長は「これでとどまるということではなく、実態調査もするので、状況を踏まえな がら必要な対応を考えていきたい」と述べた。