コンサルティング会社の米インターブランドは25日、2017年のグローバル企業のブランド価値評価ランキングを発表した。トヨタ自動車が7位で日本勢首位の座を堅持したが、過去最高だった前年の5位から2つダウンした。前年は7位だった韓国のサムスングループが6位に順位を上げてトヨタよりも上位となり、アジア勢で最高位となった。トップ100位にランクインした日本企業は前年と同じ6社で、顔ぶれも変わらなかった。
全体の首位は米アップル、2位は米グーグルで、ともに5年連続。3位は米マイクロソフト(前年は4位)、4位は米コカ・コーラ(同3位)。高い成長力の企業の躍進も目立ち、5位は米アマゾン・ドット・コム。15年に初めてトップ10入りして前年は8位に上げたが、今年はトップ5入りを果たした。米フェイスブックは8位(同15位)で初のトップ10入りした。
トヨタ以外の日本勢の顔ぶれは、ホンダが20位(同21位)、日産自動車が39位(同43位)、キヤノンが52位(同42位)、ソニーが61位(同58位)、パナソニックが75位(同68位)。
ランキングは2000年に始まり、今回で18回目。ブランドが持つ価値を金額に換算して比較している。
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■2017年のグローバル企業のブランド価値評価ランキング
(順位/ブランド)
1(1)/アップル
2(2)/グーグル
3(4)/マイクロソフト
4(3)/コカ・コーラ
5(8)/アマゾン
6(7)/サムスン
7(5)/トヨタ
8(15)/フェイスブック
9(9)/メルセデス・ベンツ
10(6)/IBM
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20(21)/ホンダ
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39(43)/日産
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52(42)/キヤノン
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61(58)/ソニー
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75(68)/パナソニック
※カッコ内は前年順位