宮城県富谷町産のブルーベリーを使った新作菓子を一斉販売する「とみやブルーベリースイーツフェア」が、町内の六つのケーキ店で開かれている。町学校給食センターで12日にあった展示試食会では、町民らが工夫を凝らした商品を味わった。一斉販売は31日まで。
試食会にはブルーベリーを栽培する生産者や町民ら約50人が出席。計17品の新作菓子が展示された。タルトやトリュフチョコなど、各店がブルーベリーの酸味を生かして考案した。
6店の関係者はそれぞれ「粒の食感を残したムースに仕立てた」「甘さ控えめで男性でも楽しめる」などと商品の特徴を紹介した。
同町を練習拠点とするバレーボール女子、チャレンジリーグ仙台ベルフィーユの選手ら10人も参加。試食した渡辺彩選手(22)は「甘酸っぱさがちょうどいい。普段は食事制限で菓子を控えており、幸せな気分」と喜んでいた。
富谷町では1983年にブルーベリー栽培が始まった。現在は25戸の農家が約4.5ヘクタールで生産している。
フェア参加店は次の通り。
お菓子のアトリエ・ムー▽菓子処いさわ屋▽ケーキハウス白いオルゴール▽ばにら・びーんず▽マッフェン明石台本店▽ガトーノザキ