プリウス17カ月連続首位 フィットの追撃空振り 10月の新車販売

日本自動車販売協会連合会(自販連)などが5日発表した10月の車名別新車販売台数(軽自動車含む)によると、トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」が17カ月連続のトップだった。販売台数は前年同月比20・1%減の2万1769台。
 2位はスズキの軽自動車「ワゴンR」で、0・7%増の1万5175台。10月に新モデルやHVモデルが発売されたホンダの小型車「フィット」は3位で、9・2%減の1万4034台。
 フィットはHVモデルの最低価格で、トヨタ自動車のHV「プリウス」より46万円安く設定されるなど、台数1位を維持し続けるプリウスの追撃を図ったものの、7000台以上の差がつき、追い抜くことはできなかった。
 4位はダイハツ工業の軽自動車「タント」(19・4%増)、5位は同社の「ムーブ」(40・3%減)の順。
 上位10車種のうちHVを含む小型車種が5種、軽自動車が5種を占めた。しかし、上位10車種のうち8車種が前年実績を下回っており、前月に続き、政府のエコカー補助金が打ち切られた影響が浮き彫りになった。

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