10月15日、エースコックがスーパーカップ発売30周年とプリングルズ発売50周年を記念して、「プリングルズ サワークリーム&オニオン味 焼そば」「プリングルズ ハラペーニョ&オニオン味ラーメン」を日本限定で発売。
この異色のコラボにプリングルズを生んだ国アメリカにも衝撃が走っています。
◆アメリカでも大人気、一般食化しつつある日本発カップ麺
近年、カップラーメンやカップ焼きそばはアメリカでも大人気。スーパーやコンビニでも簡単に買うことができるようになりました。
人気の秘密はその安さ。ハリウッド映画や海外ドラマで見かけるチャイニーズ店からのテイクアウト麺は、安くても7~8ドルはしてしまうのに比べて、「マルちゃん」のカップ焼きそばなら消費税込み2ドル以内で買えてしまうお手頃価格。
また、アメリカのカップ麺は、お湯を沸騰させなくても電子レンジで調理可能なものが多いことから、学校やアルバイト先などでも手軽に食べられることが受けて、特に若い世代を中心に人気があるようです。
一方、日本でもおなじみのプリングルズは誕生以来、世界中で愛されてきたアメリカを代表するスナック。ハンバーガー味やタコス味、ローストチキン味など、人気のある食べ物を再現した商品を季節ごとに発売することでも知られています。
◆ツイッターでは不評、でも米メディアは大喜び
異色のコラボについてツイッター上では、「プリングルズって他の料理の味をマネた商品だろ? マネのマネをした麺ってどういうこと? 」「喜んでいいやら、悲しんでいいやら…」「マズそう!」といったネガティブな意見も見られましたが、一方、米メディアはおおむね歓迎ムードです。
『エリート・デイリー Elite Daily』の記者は、「学生の頃の夢が現実になった!」「素晴らしいマッシュアップ!」「日本から誰か送ってくれないかな」と興味津々。
グルメ情報サイト『デリシュ Delish』では、「買えないなら自分で作ればいい。カップ焼きそばやラーメンを買ってきたら、プリングルズを粉々にして上から振りかければできあがり」と、商品を買うことのできないアメリカ人読者たちにとりあえずの対処法を伝授しています。
日本では10月23日からカップ麺味をプリングルズとして再現した“逆コラボ”商品、「エースコック 鶏ガラ醤油ラーメン味」と「エースコック いか焼そば味」を販売。
アメリカでも昨年、日清の「チキンヌードル味」プリングルズが発売されていたので、いつかカップ麺の方でプリングルズを味わえる商品が全米で購入できる日が来るかもしれません。
それまでは、「プリングルズ味」カップ麺を食べられるのは日本だけ。コラボ麺狙いでまたインバウンド旅行客が増えそうです。
Sources:
「Elite Daily」
「Delish」