ベガルタ新監督に木山隆之氏 今季J2山形を指揮

サッカーJ1仙台の新監督に今季までJ2山形の監督を務めた木山隆之氏(47)が就任することが11日、分かった。約6年間指揮を執った渡辺晋監督(46)から人事を刷新し、来季の上位進出を目指す。
 木山氏は兵庫県出身で、筑波大からG大阪入りし、札幌、J2水戸でもDFとしてプレー。引退後は2008年の水戸を皮切りにJ2千葉、J2愛媛の監督を経て、17年から山形の監督。今季はJ2リーグ6位でJ1参入プレーオフに進んだが、2回戦でJ2徳島に敗れ、5年ぶりの昇格を逃した。
 山形は11日、木山氏の退任を発表。木山氏は「残念な結果となったが、選手たちは経験を糧に進化し、昇格してくれると信じている」とコメントし、相田健太郎社長は「強く慰留したが本人の意向を踏まえた」との談話を出した。
 渡辺監督は17年のYBCルヴァン・カップベスト4や昨季の天皇杯準優勝などの実績を残したが、リーグ戦では低迷。今季は10季連続の残留を果たしたが11位に終わった。クラブ側は就任後に一度も1桁順位を達成できなかった結果を重くみて、今季限りの退任が決まった。

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