ベガルタ赤字1億円 入場料、広告伸び悩み

 サッカーJ1仙台を運営するベガルタ仙台は25日、仙台市青葉区の漁信基ビルで取締役会を開き、2014年の中間決算(2~7月)を報告した。入場料収入が計画を下回り、1億700万円の赤字を計上した。
 トップチームの入場料収入は計画の3億4800万円に対し、2億7200万円にとどまった。1試合平均では、計画を1955人下回る1万1636人と低迷した。このほか、広告協賛収入も伸び悩むなどした。
 4月に就任した西川善久社長は「来季からスタジアムの魅力創出に本格的に取り組む」と説明した。試合開催時にユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)周辺で飲食物を提供するケータリングカーを出店させたり、コンサートを開いたりする考えを示した。
 J1の14位に低迷するチームについて、西川社長は「渡辺晋監督に全幅の信頼を置いている。必ずや成績を上げると思っている」と強調した。

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