ホストタウンの交流を記念 蔵王町とパラオ、絆が切手に

日本郵便東北支社(仙台市青葉区)が、宮城県蔵王町と東京五輪のホストタウン相手国パラオとの交流を記念したオリジナルフレーム切手を発売した。ホストタウンフレーム切手の発行は県内で初めて。
 第2次世界大戦後、パラオからの引き揚げ者が開拓した蔵王町北原尾地区を選手らが訪ねたり、子どもたちが雪で遊んだりした交流事業、アーチェリーや柔道の事前合宿の様子などを図柄にした84円切手10枚の1セット1735円。
 4月下旬から県南4市9町の61郵便局と東京都内の2局で計500部を取り扱っている。日本郵便のウェブサイトでも購入できる。
 町への贈呈式が今月15日、町役場であり、同町宮郵便局の斎藤佳夫局長は「延期となった東京五輪へ向け、パラオと蔵王を盛り上げていきたい」とあいさつ。村上英人町長は「パラオと蔵王の良さが入った世界で一つの切手を大切にしたい。新型コロナウイルスが収束したら、事前合宿や交流事業を再開したい」と述べた。

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