ホンダが商用EVお披露目 軽タイプ、補助金利用で200万以下

ホンダは13日、軽自動車タイプの商用電気自動車(EV)「N-VAN e:(エヌバン・イー)」を10月10日に発売すると発表した。2026年までに国内でEV4車種を発売する予定で、エヌバン・イーはその1台目。同社は「身近な軽商用バンからEV展開を本格スタートする」としている。

 1人乗りから4人乗りまで4グレードで、価格は240万~290万円台(税込み)。国の補助金を使うと、各グレードとも実質的な負担は200万円以下で購入できる。同社の高倉記行・日本統括部長は「軽自動車の量販価格帯を実現した」と話した。航続距離は245キロで、他社よりも長い距離を実現した。急速充電なら約30分で満タンにできる。

 同社は、40年までに世界で販売する新車を全てEVか燃料電池車(FCV)にする方針を掲げている。国内では、今回発表した軽商用EVに加え、25年に軽乗用EV、26年にはスポーツタイプ多目的車(SUV)を含む小型EV2車種を発売する。高倉氏は「いよいよ日本もEVの黎明(れいめい)期に入ってきた。これからプレゼンスを一気に高めていきたい」と話した。【秋丸生帆】

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