ホンダが新型「フィット」を6日発売、事前受注2.5万台超

[東京 5日 ロイター] – ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)は5日、主力小型車「フィット」を全面改良して6日に発売すると発表した。エンジン、プラットフォーム(車台)、トランスミッションなど各種部品の見直しや車両の軽量化などで、燃費性能を大幅に向上させた。
価格は126万5000円から193万円。月販目標は1万5000台だが、事前受注は2万5000台を超え、好調な滑り出しをみせている。
同社は発売開始前から新型「フィット」のデザインや燃費性能を公表するなど、受注活動に力を入れてきた。ハイブリッド(HV)モデル(排気量1500CC)のガソリン1リットル当たりの走行距離は36.4キロメートルと、従来モデルに比べて4割近く向上。同クラスのHV、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)の「アクア」の35.4キロメートルを上回り、国内HVとしては最高燃費としている。
発表会に出席した伊東孝紳社長は「フィット」シリーズについて「当社の最重要機種であり、これをベースに世界での事業拡大を計画している」と述べた。合わせて、日本事業を担当する峯川尚常務執行役員は、国内で販売する新型「フィット」のうち、70%程度がHVモデルになるとの見通しを示した。
新型「フィット」は日本で発売後、2014年に北米、アジアなど世界各国での展開を予定。同社は16年度中に四輪車の年間世界販売台数を600万台以上(12年度実績は約400万台)まで伸ばす計画を掲げており、「フィット」シリーズを含む小型車で16年までに年間販売150万台を目指す考えだ。
*内容を追加します。

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