パラリンピック競技ボッチャの公共空間での体験を通じ、多様性を確保したまちづくりに取り組む東北大のプロジェクトや県ボッチャ協会は15日、「仙台公共空間ボッチャネットワーク」を設立した。仙台市障害者スポーツ協会やボランティア団体、市、企業などと連携し、街中などで継続的に体験会を開く。
プロジェクトは2022年度、同大公共政策大学院の御手洗潤教授を中心に発足。ボッチャ関係者や企業が参加し、県内外の公園や観光施設、歩道で体験会を実施してきた。
青葉区の同大片平キャンパスで同日あった活動報告会でネットワークの発足を決定。プロジェクトの活動を今月で終え、ネットワークに引き継ぐ。
御手洗教授は「仙台の活動では多くの人がボッチャを体験に訪れた。これまでにつくった輪をネットワークに残したい」と話す。