ポケモンと会話できる LINE公式にAI導入、日本MSの「りんな」技術活用で

ポケモン社と日本マイクロソフトは10月26日、ポケモンの公式LINEアカウントにAI(人工知能)を導入したと発表した。LINEで話しかけると、公式アカウントのアイコンにもなっているポケモンキャラクター「ロトム」が即座に返信してくれるという。

マイクロソフトの女子高生AI「りんな」で培った技術と、同社の研究機関「Microsoft Research」で開発した最新技術を活用し、会話の返答をリアルタイムで生成する。会話を進めると、ロトムがユーザーの会話力を診断したり、ポケモンの名前を使ったしりとりができたりする。

ポケモンに関する会話では、ネット上にあるデータに加え、800種類以上のポケモン公式図鑑データやユーザー同士のオンラインバトルデータを利用しているという。

この取り組みは、11月17日発売のゲーム『ポケットモンスター』シリーズ最新作『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』のキャンペーンの一環。AIの導入は、10月26日から2018年1月31日までを予定している。

実際にアカウントを追加して試したところ、会話の冒頭で「本アカウントは株式会社ポケモンが運営しています。(中略)LINEの返答には、会話型AIを使用しています(以下略)」といったメッセージの後に、急にロトムのテンションで会話が始まった。さらにアイコンにはピカチュウの右端に小さくロトムがいるだけでちょっとした違和感がある。残念ながらロトムと会話している雰囲気は味わえなかった。

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