宮城県と人気ゲーム「ポケットモンスター」が10月から共同で展開する観光キャンペーン「ラプラス プラス 宮城巡り」の発表会が9月30日、東京・丸の内であった。ポケモンに登場するキャラクター「ラプラス」と村井嘉浩知事らが、秋と冬の宮城の魅力を紹介した。
水上を進む乗り物のラプラスと子どもたちが、ラップ音楽で宮城を発信する動画を公開。温泉巡り、鳴子峡の紅葉や蔵王の樹氷、冬のグルメを盛り込んだ。村井知事もラッパーに扮(ふん)し「ラプラスと待ってるYO!」と呼び掛ける。
10月19日~11月4日は「ポケモンGO」との連動企画を実施。県内全域でゲーム内にラプラスが出現しやすくなる。沿岸15市町にはラプラスをあしらった種類違いのマンホールのふたを各1カ所に設置する。ガイドブック20万部をJR主要駅などで配布。来年3月末まで繰り広げる。
村井知事は「ポケモンは世界中にファンがたくさんいる。ぜひ海外からも多くの人に宮城を訪れてもらい、一緒に復興が進む姿を感じてほしい」と話した。ゲームソフト制作・販売会社「ポケモン」の宇都宮崇人最高執行責任者(COO)は「地方の隠れた魅力を表に出すお手伝いをしていきたい」と語った。