ポルトガル、全校を休校へ 新型コロナ対策は「生存の戦い」

[リスボン 12日 ロイター] – ポルトガル政府は12日、新型コロナウイルスの拡大抑制策として、来週から国内の全学校を来週から休校にするよう指示した。4月9日に行われる次回検討まで実施される。対象は、公立・私立の幼稚園から大学までを含む全教育機関。同国は人口1000万人強で、約200万人の学童がいる。

コスタ首相は全国向けのテレビ演説で、新型コロナ対策を「われわれの生存をかけた戦いだ」とし、「政府は必要な措置をすべて講じる決意だ」と述べた。

同首相は休校措置のほか、クルーズ船の乗客について、ポルトガル居住者以外の下船を禁止、ナイトクラブは閉鎖、ショッピングモールと飲食店については入場人数制限を実施する、との対策を発表した。

同国でこれまでに確認されている感染は78人。一方、隣国スペインでは3004人の感染が確認され、84人が死亡している。

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