ポルノサイト向け「.XXX」がついに解禁か

 [ブリュッセル 24日 ロイター] インターネット上のドメインを管理する国際機関ICANN(アイキャン)は、ポルノ関連サイト用の新ドメイン「.XXX(ドットトリプルエックス)」を25日にも認める可能性がある。ICANNの関係者が24日明らかにした。
 ICANNはこれまで「.XXX」を新たに設けることに難色を示し、過去数年は米ICMレジストリからの同ドメインの登録申請も却下してきた。
 しかし、ブリュッセルで現在開催されているICANN理事会では、ドメイン名割り当ての中立性を維持するためには「.XXX」を新設し、性的なコンテンツを含むサイトが自主的に同ドメインを使うことを認めるべきだとの議論が交わされているという。
 ICANNのジョン・ジェフリー氏は「デュー・デリジェンス(適正評価)の結果がよければ、スタッフはICMとの契約交渉に入ることになるだろう」と述べた。 
 インターネット上には3億7000万に上るポルノ関連サイトが存在すると推定されており、「.XXX」は「.COM(ドットコム)」に次ぐ規模になる可能性もある。また、こうしたポルノサイトでは毎秒3000ドル(約27万円)以上のお金が飛び交っているとの試算もあり、ネット上の巨大産業にもなっている。

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